NO.6 様々な人との出会いが、働く私の人生をキラリとさせてくれた|特定非営利活動法人 女性と仕事研究所

SDGsでキラリ輝く大阪をつくる女性たち

NO.6 様々な人との出会いが、働く私の人生をキラリとさせてくれた

2020年05月31日

市橋 麻紀(いちはし まき)さん
リコージャパン株式会社
販売事業本部 マーケティング本部 マルチチャネル事業部 関西インサイド第一営業部 PASS1グループ (大阪サクヤヒメSDGs研究会ジェンダー部会メンバー)

関西大学卒。卒業後、大阪リコー株式会社に入社。1年間営業職を経験して営業アシスタントとして12年間販売店様を担当。2010年リコージャパン株式会社へと統合、インサイドセールスを2年経験した後に管理職に登用され、2012年から現職。


現在のお仕事の内容をお聞かせください。

インサイドセールスとして遠隔での効率良いICT販売を目指し、電話やメールで営業活動を実施。全国組織の中でも関西組織を牽引する立場に有り、非訪問型のセールス組織体系を確立しています。
お客様との関係力を強化し、年1回お世話になっているお客様に感謝の気持ちをつたえる「感謝の集い」を実施。4年目は「働き方改革」をテーマに企画。お客様へのお役立ち活動や関係力強化の為の活動を通じて「安心」「満足」「感動」を喚起し、CS向上に寄与しています。

お仕事以外で、何か活動(趣味、地域活動など)をしていらっしゃいますか?

最近までインドア派で本を読んだり映画を見たりが趣味でしたが、10年ぶりにテニスを再開し、テニススクールに通っています。
久しぶりに運動すると足をくじいたり、息が切れたり大変でした。再度テニスの魅力にはまり、週2回通ってレベルアップを図っています。ランニングマシンを購入して体力づくりを実施し、元気に仕事ができるように楽しみながら体を鍛えています。

これまでの人生を振り返ってみて、困難はありましたか?また、どうやってその困難を乗り越えられましたか?

自グループでは部下23名で全員が同じ形態の仕事をしていましたが、女性が増えて産休、育児休暇取得の社員が増加。それに伴い急激な戦力不足となり、お客様への回答レスポンス低下、処理の遅れが発生してしまいました。しかし、人員確保は難しく前年を上回る高い目標を達成する為には組織運用の改革が必然となりました。育児休業5名、シニア社員3名、時短社員1名、就業制限者2名の構成で(内女性9名)ダイバーシティを実現し、人が減っても仕事が回るようにチームで運用を考え、様々な仕事の改革を目指しました。
そして会社の制度を活用し、今まで時間の制約があって思うように働けなかった社員も活躍できる職場作りを目標にしました。
女性の活用も組織活性化のキーになると考え、女性管理職の登用を目指して部下3名の育成を実施。キャリアップに向けての意欲が低い現状がありましたが、ステージアップの目標を持たせ、意識改革から始めて育成しました。
常に新しい改革にチャレンジする精神を持つことで困難も乗り越えられたと思います。

SDGsに興味をもったきっかけは?

会社でのSDGsへの取り組みが盛んな為、全社員向けに実施している勉強会への参加や仕事での取り組みを実践しながら学んできました。
リコージャパンでは、SDGsを経営の中心に据えています。SDGsが掲げている17のゴールに対して、5つのマテリアリティを設定し「事業を通じた社会課題解決」「経営基盤強化」「社会貢献活動」の3つのアプローチで活動を展開しています。
もっとも大事だと思うのは、社員全員がSDGsを自分ごとにして、お客様にもSDGsを拡げていくことです。
日頃の営業活動や保守活動などでお客様に向き合うとき、自然とSDGsを意識したご提案ができるようになることを目指しています。

ご自身のお仕事や生活の中でSDGsをどのようにとらえていますか?

仕事の中では社員が取り組むSDGsを営業活動の中で取り入れたり、毎日の生活の中でも身近なものであり、大切なものだと捉えています。お客様に会社の取り組みをご紹介する活動や、オフィス全体がSDGsになっているLiveOfficeのご案内(ViCreA)
(https://www.ricoh.co.jp/sales/liveoffice/map/v_sakaisuji)をすることで日常にあるものとなっています。

大阪・関西の女性がキラリ輝くために、何が必要と思いますか?

まずは女性のネットワークが必要と考えます。人との出会いが更に自分自身を成長させ、輝かせてくれるものになります。
サクヤヒメの活動をする中で色々な方とかかわり、さらにお仕事でご一緒させて頂いたり人生観を教えて頂いたり、刺激がたくさんありました。一人ではできないことも皆の力を合わせることでパワーが倍増していると思います。
たくさんの出会いに感謝しています。

さいごに、大阪・関西の女性にメッセージをお願いいたします。

私達にもできることがあります。「SDGs」をキーワードに、新しい出会い、新しい世界観を求めて一緒に活動してみませんか?
明るく楽しい未来を想像して皆でがんばりましょう。

ありがとうございました。

(取材:2020年5月/所属・役職名等は取材時のものです)

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