NO.5 【変化はチャンス】多様な考え方・生き方を楽しむことが、自己の成長につながる|特定非営利活動法人 女性と仕事研究所

SDGsでキラリ輝く大阪をつくる女性たち

NO.5 【変化はチャンス】多様な考え方・生き方を楽しむことが、自己の成長につながる

2020年05月31日

貴島 清美(きじま きよみ)さん
株式会社ディプロム・グローバルソリューション代表取締役/一般社団法人エコビジネス推進協会代表理事(大阪サクヤヒメSDGs研究会働き方部会メンバー)

佛教大学英米文学科卒業。
大手コンピューター会社での基礎を学び、管理職等を経験。1992年に母の介護をきっかけに務めていた会社を退職。
女性は結婚や出産、介護などで働く環境が大きく左右されることを痛感し「環境に左右されず、能力や経験を生かして働ける環境をつくりたい」と専門学校や短大で講師をしながら30才で起業。3人の息子のママ。
●平成20年度 全国大阪商工会議所より「女性企業家大賞」受賞
●平成20年度 大阪市「きらめき企業賞」受賞
●平成22年度 内閣府男女共同参画局 第15回APEC女性と経済サミットWLNに参加
●平成23年度 外務省からの推薦により、内閣府男女共同参画局
第16回APEC女性と経済サミットWESに参加(米国カリフォルニア州サンフランシスコ )
●平成26年度  大阪市スポーツ施設指定管理業者選定委員
●平成29年度 大阪商工会議所より「第2回サクヤヒメ表彰 活躍賞受賞」
●平成30年度 大阪府商工関係者表彰「大阪商工会議所女性会 常任委員」


現在のお仕事の内容をお聞かせください。

当社は、システム開発・WEB制作を主としてコンサルから企画提案・制作・運用までを行います。特にITを使って人・資源・販路の仕組みづくりの提案が得意です。
お客様の課題に合わせて、パートナーなどとプロジェクトを組んで様々なニーズに応えています。
また、中小企業にはITを使える人材が少ないので、そのサポートとしてIT技術者の有料人材紹介を行います。
近年はIT業界の人材不足からITを使える外国人留学生に特化しています。

お仕事以外で、何か活動(趣味、地域活動など)をしていらっしゃいますか?

趣味は社交ダンス・ヨガを13年ほどしています。海外旅行が好きなので、スペイン語を勉強中でTrilingualを目指しています。
趣味の着物講師をしていたこともあり、現在は、美容室と提携して成人式や卒業式に着付けをしています。
また、起業家支援のため、大学で起業家育成の寄付講座を担当してます。
大阪府育英会「夢みらい奨学生審査員」も担当しています。

これまでの人生を振り返ってみて、困難はありましたか?また、どうやってその困難を乗り越えられましたか?

1つは私が起業のきっかけとなった母親の死です。家族の死もつらかったですが、その後の働きたくても、キャリアを活かせない社会環境や、出産子育てしながら働くという女性への不理解で何故女性ばかりが我慢するのかと悔しい思いがありました。
そのような想いから起業をしたのですが、組織になり社員が増えるほど、何度も困難を経験をしてきました。
東京への進出失敗談や大手取引会社の倒産。リーマンでの痛手。後継者の反逆。会社の存命が何度も危うくなりました。その度に、社員たちを路頭に迷わせてしまう。なんとか手を打たねばと、会社を何度も再構築してきました。
経営者として経営の責任と厳しさは、自分の能力以上で常に崖っぷちだと感じています。しかし、いつも心にあるのは、「神様は乗り越えられない苦労は与えない」すべてが、何かへのきっかけであり、変化に対応することが大切で常に前向きに取り組み組むことで、大変だとは思わないようになりました。今では経営者は使命だと思っています。
今後は、女性として母として貴重な体験こそが女性活躍のロールモデルに貢献できると思っています。

SDGsに興味をもったきっかけは?

2011年の東日本大震災時の電力供給不足をきっかけに、経済と環境のバランス、持続可能な社会について考えるようになりました。子供たちの未来を考えた時、企業が、環境・人にとって優しい経営を担うことで、現世代の資源を次世代へつなげることができると考えました。
SDGsの基本的は「すべての人」「持続可能」という言葉がキーワードとなり、未来の子供たちに社会をどのように引き継いでいくのか?私たちが行うべき指針があると思います。

ご自身のお仕事や生活の中でSDGsをどのようにとらえていますか?

人々の幸せな暮らしには、ひとにやさしい社会づくりが必要と考えます。その為に環境問題への取り組みや社会課題の解決を継続的に行う必要があります。そこには企業の意識改革と実行が不可欠であり、経済的にも自立する取り組みが欠かせないと感じています。そのような考え方や行動を共有できるのがSDGsの開発目標で、ビジネスチャンスとして企業経営に取り入れています。

また、2015年3月には一般社団法人エコビジネス推進協会を設立し、代表理事を務めています、「エコ」と「エコノミー」をキーワードに、環境問題への取り組みと経営の両立を図る仕組み作りを推進し、SDGsをベースとした勉強会や研究会の開催をし、企業が情報交換することで、技術や資源のコラボで新しいビジネスモデルが創られていくと考えています。
現在、関西SDGsプラットフォームの環境ビジネス分科会を運営しています。

大阪・関西の女性がキラリ輝くために、何が必要と思いますか?

職種によって仕事の内容も必要な能力も違いますが、共通して言えることは、自分の能力を高める環境を自分で作れる人、自分で考えられる人でないと、夢や目標を持つことはできないと考えています。何かに夢中になっている人、目標の為に努力している人は、話していて楽しいし、パワーを与えることができます。

さいごに、大阪・関西の女性にメッセージをお願いいたします。

大阪・関西は今や田舎、地域というイメージになりつつあります。新しいこと、楽しいこと、美味しいことを楽しむ文化をもっと海外に向けて発信し、2025年の大阪万博には関西の女性が世界からスポットをあびるような仕掛けづくりを一緒にしませんか?

ありがとうございました。

(取材:2020年5月/所属・役職名等は取材時のものです)

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