No.27 多様な方とのご縁を活かし、次世代につながる取り組みにチャレンジ!|特定非営利活動法人 女性と仕事研究所

SDGsでキラリ輝く大阪をつくる女性たち

No.27 多様な方とのご縁を活かし、次世代につながる取り組みにチャレンジ!

2021年03月13日

植木 まり子(うえき まりこ)さん
株式会社パソナグループ 緊急雇用創出本部 日本創生大学校 Women's Advanced Program担当(大阪サクヤヒメSDGs研究会ジェンダー部会メンバー)

1999年大学卒業後、パソナに入社。
2009年からBPO事業拡大をミッションとして新設されたBPOコンサル会社に出向
2013年に㈱パソナに戻り最年少執行役員としてBPO事業部門の責任者に従事。
2016年6月長男出産。
これまでにグローバル人財育成事業を中心とする雇用創出事業、関西企業を中心としたダイバーシティ研究会立ち上げ、万博誘致イベントの企画など「より良い未来をつくりたい」と思う多様な業種・業界の方とご縁をいただきながら、チャレンジ。
2020年事業構想大学院のSDGs研究プロジェクトで1年間学び、SDGsをベースにした経営について考える機会に恵まれる。
2021年1月からパソナグループ 雇用創出総本部に出向。自分自身も時短勤務で仕事と育児の両立に励みつつ、次世代につながる取り組みの一つとして企業内に不足する女性幹部候補生を育成するPJTの責任者に従事。
大阪商工会議所「第4回大阪サクヤヒメ表彰」活躍賞受賞。


現在のお仕事の内容をお聞かせください。

「女性が輝く社会を目指す」をビジョンに、企業内の女性幹部候補生を育成、増やす取り組みを企画運営しています。
2016年に女性活躍推進法が施行され、取り組みが推進されているように思っていましたが、ジェンダーギャップ指数で日本は121位、とりわけ、経済の中「管理的職業従事者」のスコアが悪い。この状況は何だろう?と、この企画を通じて様々な企業の方から現状をお伺いしていくと、大きな課題が見えてきました。
それは、企業内に課長・部長クラスの母集団が少ないということ、さらに、内部昇格の役員が極めて少ない、ということです。
一朝一夕に解決できる問題ではありませんし、1社で取り組むにはとてもハードルの高い問題だと気付きました。
そこで、様々な企業の幹部候補生と出会い、切磋琢磨して学べる環境を研修事業としてご提供するプログラムを企画しています。
本格的に、内部昇格者を増やすには、あと数年かかると思いますが、次世代には残したくないレガシーだと思い、やりがいをもってチャレンジさせてもらっています。

お仕事以外で、何か活動(趣味、地域活動など)をしていらっしゃいますか?

子どもが生まれるまで、まったくといっていいほどしてこなかった手作り。「健康な身体になってほしい」「おいしく食べてほしい」という気持ちがモチベーションになり、手作りで虫よけスプレーや、枇杷の葉を乾燥したものをお酒につけてつくる万能枇杷エキスづくり、味噌や、マスクにカバンまで。材料選びから作っている時に集中できる時間、出来上がりで得られる達成感など、、、自己満足の領域ですが、楽しんでいます。
手作りの趣味により、友達の輪も広がり、自分の世界、視野を広げるきっかけになっていることもうれしい副産物です。

これまでの人生を振り返ってみて、困難はありましたか?また、どうやってその困難を乗り越えられましたか?

実は、結婚当初から、妊娠中、出産後も夫が長期出張が多い仕事のため、ワンオペで頑張っておりました。
仕事復帰1か月前、こどもが8か月の時に、突然、左耳が聞こえなくなり、そのまま1か月入院。突発性難聴ということで、いまも左耳が中度の難聴のままで、ずっとTVの砂嵐のような音が聞こえる状態です。すぐに病院に行けばもう少し治っていたかもしれません。発症が夜でこどものお風呂や寝かしつけ、に気持ちがいってしまい、翌日帰ってくる夫を待って病院に行ってしまった、ということを今もたまに後悔しています。
一方で、自分自身の身体の不調に意識するようになりました。子どもが出来るまでは、週1でヨガに通ってたのですが、子供が出来てから全くいってないし、身体の声を聴く機会がすくなってたな、と気づき、一念発起して、ヨガのインストラクターの資格を取得しました。
ヨガスタジオに行かずとも、疲れがたまったな、と思ったときに、すぐにリビングなどで、簡単なヨガのポーズをとったり、アーユルヴェーダの考えを取り入れた日常にシフトしたり、自分の心と身体の声を聴くことで、困難を乗り越えています。
また、人の痛みや、辛い苦しみなど、理解する心の引き出しが生まれました。それは、これからの人生でも活かされると思っています。

SDGsに興味をもったきっかけは?

2019年に同じ会社に現代の「農業」のあたりまえに課題を持ち、若手4人が立ち上げた、「タネノチカラ」という、会社が立ち上がりました。https://tanenochikara.localinfo.jp/
そこの代表と出会ったのがSDGsに興味を持ったきっかけです。彼らのビジョンが食と健康を守る農業、太陽・土・海等、自然と人間が共存、次世代につなぐ互助コミュニティができている社会を創る、といもので、淡路島の3ヘクタールの耕作放棄地を循環型のライフスタイルを実現する場所に生まれ変わらせながら、そこで研修事業も行い、社会に発信していこうという素晴らしい情熱に心が動きました。いまでは、家族も大好きな場所になり、月1回くらい通っています。その場で野菜を取って食べたり、平飼いしているニワトリやひよことふれったり、カブトムシの幼虫を見つけたり、こどもも大人も自然の恵みに喜びを感じたり、毎回行くのが楽しみな場所です。
また、事業構想大学院のSDGs研究プロジェクトの講演で出会ったアースカンパニーの濱川知宏さん、明日香さんのお二人も心に火をつけてくれた方です。https://tanenochikara.localinfo.jp/
彼らの取り組みで、はじめて知った環境、ジェンダー、教育の問題があります。SDGsに興味関心を持つには、まずは知ることだと思います。

ご自身のお仕事や生活の中でSDGsをどのようにとらえていますか?

仕事では、自分の取り組みがまさに「ジェンダー平等を実現しよう」、「働きがいも経済成長も」ということに該当すると思います。
SDGsを知ってから、会社の取り組みにも、より関心がわくようになりました。
現在、本社が東京一極集中への危機感から、淡路島に一部機能移転の取り組みを推進しているのですが、オフィスのエコ化や、レストランや観光施設における環境に配慮したサービス、再生可能エネルギーの活用はどうか?など、まだまだ課題もあると思っています。今後は、そういう点にも関わっていき、多様なセクターと協力して、次世代につなげる社会づくりにチャレンジしたいです。
また、サクヤヒメ表彰をいただき、もともとご縁があったSDGs研究会ジェンダー部会メンバーの諸田さんに再会できました。
諸田さんにジェンダー部会の活動に参加してみない?と声をかけていただき、活動はまだまだできていないですが、これから一緒に女性の活躍にむけた取り組みで貢献していきたいです。

大阪・関西の女性がキラリ輝くために、何が必要と思いますか?

色んな事を抱えながらも、未来に希望を持って、自分の心の声に耳をかたむけて日々を過ごす、ということでしょうか。きっといろんな役割でへとへとになってる方も多いのでは、と思います。
楽しいことばかりでなく、時にはつらいことや、刺激が加わることもありますが、自分がどういうことにわくわくするのか、どういう人との出会いや言葉に胸おどるのか?やってみたいことは?行きたいところは?と、自分の心の声を棚卸してあげる時間を少し作ってあげると、自分らしく一歩踏み出せると思いますし、それがキラリと輝くことに繋がるように感じます。

さいごに、大阪・関西の女性にメッセージをお願いいたします。

自分の弱みも強味もひっくるめてわかって、楽しい素敵な仲間や家族と思いやりをもって支えあい、自分らしく充実した人生を送ることができますように。
一人ひとりが輝く社会、次世代につながる社会にむけて、私も頑張ります!

ありがとうございました。

(取材:2021年02月/所属・役職名等は取材時のものです)

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