No.19 誰もがそれぞれの環境で力を発揮し輝ける社会を目指して|特定非営利活動法人 女性と仕事研究所

SDGsでキラリ輝く大阪をつくる女性たち

No.19 誰もがそれぞれの環境で力を発揮し輝ける社会を目指して

2020年10月01日

細岡 佳代(ほそおか かよ)さん
株式会社大林組 建築事業部 設備設計部(大阪サクヤヒメSDGs研究会働き方部会メンバー)

1991年 株式会社大林組に入社、設備設計部に配属
2006年 育児休職後復帰
2010年 育児休職後復帰
2011年 病気休職後復帰
2017年 技術士(電気電子部門)資格取得
2018年 設備設計部担当課長(現職)


現在のお仕事の内容をお聞かせください。

設備設計の電気設備担当として、商業施設、事務所、ホテル、マンションなどの様々な用途の建物の電気設備を設計しています。電気設備には照明、コンセントや空調、ポンプへの電源送りや制御、電話、テレビ、インターネットなどの通信、防犯カメラやカードリーダーなどのセキュリティと多様な設備があり設計するには知識と体力(?)が求められ日々奮闘しています。

お仕事以外で、何か活動(趣味、地域活動など)をしていらっしゃいますか?

男性社会、長時間労働であった建設業界に勤務している中でダイバーシティの重要さ、必要性を感じSDGs研究会働き方部会に参加し活動しています。コミュニティサロン「サクヤサロン」で「今」働く人の意見を引き出し新たな働き方、制度を模索し誰もが自分の力を発揮できる社会を目指しています。
一方!!食べることもお料理することも好きなので時間が許す限り集中してお料理をして楽しく食べてストレスを解消しています!

これまでの人生を振り返ってみて、困難はありましたか?また、どうやってその困難を乗り越えられましたか?

職場でのどこまで行っても埋まらない男女格差や結婚、出産、育児、病気等どうしてもキャリアを止めなければならないジレンマ、キャリア復帰後の浦島太郎感、いくら効率よく仕事をしても長時間労働が主流の中では評価されない現実に行き先を見失い何をどう頑張ったらいいのかと悩みました。そんな時「世の中は相対評価だから仕方のないことが沢山ある。でも、人は人、自分は自分、人の尺度に合わせて生きるのは馬鹿馬鹿しい」と言葉をかけてもらい少し肩の力が抜け前を見てまた進み出しました。困難はあっても「自分は自分」で乗り越えて?います。

SDGsに興味をもったきっかけは?

SDGsの一つ一つの提言の内容は知っていて興味はありましたが、少し遠い世界の事のように感じていました。SDGs研究会を通して身近で具体的な出来事に対してイメージできるようになり興味が深まりました。そこから自分も何かできるのではないかと考えるようになりました。

ご自身のお仕事や生活の中でSDGsをどのようにとらえていますか?

SDGsの中で、働き方に対しては目標5「ジェンダー平等を実現しよう」を目指し、技術職としては目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」を目指して社会に関わりたいと思っています。できることは小さくても思いがあり知識があり活動の場があれば進んでいけると思っています。

大阪・関西の女性がキラリ輝くために、何が必要と思いますか?

あきらめず気負わず信じた道を進んで、自分が幸せにそして周りも幸せになる。そんな、きっと誰もが持っている力をもっともっといろいろな場で発揮し場を切り開いていくことが必要と思います。サクヤヒメの活動やSDGs研究会がその場の一つとなればと思っています。

さいごに、大阪・関西の女性にメッセージをお願いいたします。

継続は力なり!少しずつでも進んで失敗したり間違ったり疲れたら立ち止まって、力をためてまた進んで。思いがある限り必ずゴールに近づいてる。一緒に自分の思う未来に行きましょう!

ありがとうございました。

(取材:2020年9月/所属・役職名等は取材時のものです)

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