
2025年12月08日

赤松 真弥(あかまつ まや)さんの5年前のインタビュー記事「NO.4 幸せな未来像をイメージして実現のための一歩を踏み出す」はこちら
掲載後の2021年に大阪関西万博室に異動しました。2023年に理事に昇進しました。当社では初の女性理事職でしたが、驚きとともに女性理事が当たり前の会社にならないといけないと改めて考えるようになりました。2024年には関西経済同友会の代表幹事を支える大阪企画部長に就任し、万博と財界という新しい経験をすることができました。
プライベートでは2023年に孫が誕生し、子育て世代の家庭と仕事の両立について改めて実感しています。
5年前は、他社の女性管理職の方々と交流する機会を増えたことで、当社を含む建設業で女性活躍が遅れていることを実感し、自分に何ができるか手探りながら共感いただける方とネットワーキングをはじめたという時期でした。
万博のウーマンズパビリオンを担当したことだと思います。大阪関西万博室に異動し、建設工事の受注を目的に万博に関わり始めましたが、ウーマンズパビリオンの実現に向けて建築家 永山祐子先生をご一緒に検討するなかで、大阪関西の女性エンパワーメントが大阪関西万博で大きく進むのではと思い、パビリオンの運営に参画するようになりました。サクヤ ワーキング コミュニティの協力や大林組の後援を得ながら、万博期間中は毎月、万博関連イベントを行いましたが、そこで沢山の方々と新たな繋がりを得たことが大きな財産となりました。
ウーマンズパビリオンの「WA」スペースでは多様なイベントが行われましたが、その思いを万博後に継続するために、イベントを主催したリーダー達と緩やかな連帯「AtoW」を立ち上げました。ジェンダー平等に強い思いをもって行動するリーダー達との繋がりは、私自身の活動の支えとなっています。リーダー達の行動の成果を「AtoW」で共有し、シナジーを生むことで、企業や日本をジェンダー平等へと動かす力になると期待しています。
ジェンダー平等のように社会を変える活動は一朝一夕では実現できず、先輩方から受け継ぎ、広げていくべきものだと思います。
私たち一人ひとりは小さい存在ですが、まずは自らできることはないかを考え、実行していきませんか。
今年、憲政史上初の女性首相が誕生しました。日本の社会が変わったのではないかと本当に励まされました。

ありがとうございました。
(取材:2025年12月/所属・役職名等は取材時のものです)