SDGsでキラリ輝く大阪をつくる女性たち

No.24 女性パワーは社会を変える!

2021年01月03日

鈴木 明子(すずき あきこ)さん
東レアルファート株式会社 管理部(大阪サクヤヒメSDGs研究会ジェンダー部会メンバー)

1989年 奈良女子大学理学部卒。東レ株式会社入社、情報システム部門に配属
1998年 東レ労働組合大阪支部書記長
2006年 UAゼンセン同盟出向(日本化学エネルギー鉱山労働組合協議会(ICEM-JAF)副事務局長)
2009年 東レ(株)退職、国会議員公設第一秘書・国務大臣政務秘書官
2012年 東レ(株)復社、安全保障貿易管理室主席部員
2016年 東レアルファート(株)管理部長


現在のお仕事の内容をお聞かせください。

メーカー商社の管理部門で経営企画・人事・総務・経理・CSR等、営業以外のすべての業務を統括しています。

お仕事以外で、何か活動(趣味、地域活動など)をしていらっしゃいますか?

大阪サクヤヒメSDGs研究会のジェンダー部会の活動に参加しています。休日は京都や奈良の寺院仏閣を巡るのが好きで、また、演劇やクラシック、ジャズの演奏会にも出かけています。コロナ禍で、現在はどちらも自粛していますが、オンライン配信される演奏会もあるので、東京や遠方で開催されるイベントにも参加できるようになり、従来とは違った楽しみ方もできるようになりました。

これまでの人生を振り返ってみて、困難はありましたか?また、どうやってその困難を乗り越えられましたか?

東レに入社して30年あまり経ちましたが、関係会社への出向だけでなく、労働組合の上部団体や国際機関、国の機関にも派遣され、会社だけでは経験できない様々な業務に従事させていただきました。どれも、社命によるものでしたので、異動先では人脈構築、業務知識習得に苦労をしました。しかし、新たな環境でもできるだけ多く方々とコミュニケーションを図り、疑問点は一つずつクリアにながら積み上げることによって、業務を円滑に遂行できることができました。振り返ってみると、非常にありがたい経験をさせていただいたきました。どの苦労もステップアップするための肥やしになっています。

SDGsに興味をもったきっかけは?

国際産業別労働組合日本事務局(ICEM-JAF:現インダストリオール・JAF)に勤務しているときに、ミレニアム開発目標(MDGs)の活動に携わっていました。ICEMにはアフリカ諸国の鉱山労組が加盟していましたが、当時HIV陽性者/エイズ感染者も多く、蔓延阻止の教育活動を進めていました。日本では職場におけるHIV/エイズを考えるワークショップを開催したり、レッドリボン活動を行いました。MDGsの後継としてSDGsが採択され、発展途上国だけの問題ではなく、先進国でも積極的に活動すべき目標であり、我々の生活にもより身近な課題になったと思っています。

ご自身のお仕事や生活の中でSDGsをどのようにとらえていますか?

素材メーカー商社として、企業ユニフォームやワーキングウェア、病院白衣等を企画製造しています。機能性の高い衣料をお客様にお届けすることで、医療の充実、健康と福祉に貢献します。また、「目標5.ジェンダー平等を実現しよう」は労働組合時代からライフワークとしてとらえています。日々の生活では、いつもバッグにマイバックを入れてレジ袋はもらわず、マイボトルで好きなドリンクを持ち歩いています。

大阪・関西の女性がキラリ輝くために、何が必要と思いますか?

職場でも取引先でも女性はパワフルで一人ひとりが前向きでキラリと輝いています。大阪・関西の女性は元気でパワーがありコミュニケーション力が高いと感じました。話の中に「笑い」と「オチ」を入れながら、場を和まし物事を進める高い能力を持っていると思います。コミュニケーション力を活かし、業種、業態、立場が異なる女性たちが幅広いネットワークの中で刺激し合えば、さらにパワーアップできるのではないでしょうか。

さいごに、大阪・関西の女性にメッセージをお願いいたします。

異業種の方々との交流は、いつも刺激とパワーをもらいます。ひとりではできないことも、様々な力を集結すれば思った以上のことが実現できます。女性パワーで、さらに元気で魅力ある社会にしていきましょう!

ありがとうございました。

(取材:2020年12月/所属・役職名等は取材時のものです)

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