NO.2 女性と仕事~国際会議で共同研究プロジェクトの結果報告~|特定非営利活動法人 女性と仕事研究所

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2019年07月09日

NO.2 女性と仕事~国際会議で共同研究プロジェクトの結果報告~

EURAM国際会議で共同研究プロジェクトの結果報告をおこないました。

(レポート ボーンマス大学 武田さち子)

第19回EURAM (European Academy of Management) 国際会議が2019年6月26日から28日にかけてポルトガルのリスボンで開催され、Working in men’s territory: The Case of Japanese Women’s careersのテーマのもと、日本女性のキャリア形成について研究発表を行いました。女性と仕事研究所は2016年から英国シェフィールド大学およびボーンマス大学と共同で研究プロジェクトを進めてきており、今回の発表はプロジェクトの結果報告の一環です。

共同プロジェクトでは世界的にはあまり知られていない日本の女性活躍を発信することを目的として、管理職または専門職に就く日本女性25名へのインタビューをもとに日本女性がキャリア形成において直面してきた困難、そしてその困難をどう乗り越えてきたかに焦点を当ててきました。

EURAM国際会議には世界中から2000件近い研究発表希望があり、本プロジェクトはその中から審査を通っての発表となりました。EURAM2019のテーマは「未来のマネジメントを探る」で、3日間の会議開催中、世界各国からの参加者が研究発表を行いました。

女性と仕事研究所の共同研究発表は会議2日目の6月27日、ジェンダーとダイバーシティーをテーマとした研究グループに向けて、アイスランド大学のKristjánsdóttir準教授の司会進行のもとさまざまな国からの参加者を聴衆に迎え行われました。発表後には参加者からの質問の時間も設けられ、日本の雇用形態から政策、女性の役割分担などについて、多岐に渡る質疑応答と活発な議論が繰り広げられました。

プロジェクトの結果報告は2019年7月にフランスのニースで開かれる第10回IRMBAM (International Research Meeting in Business and Management) 国際会議でも行われます。

 

共同研究プロジェクトの概要は以下のとおりです。

研究:日本における女性のキャリア形成

プロジェクト構成員:
 諸田智美    NPO法人女性と仕事研究所
 Dr Huiping Xian   英国シェフィールド大学教員
武田さち子(博士)     英国ボーンマス大学教員

研究費スポンサー         British Academy / Leverhulme Research Grants

研究概要

本研究は、近年女性のキャリア形成のためによりよい労働環境を整えることが急務とされていることを踏まえ発足した。日本女性は、世界でも最高水準の教育を受けているにもかかわらず、キャリア形成を目指すにあったって21世紀に入った今日いまだに多大な困難に直面している。日本社会において女性に期待される家庭での役割もその一因であると思われるが、さらに、終身雇用や一般・総合職の区別が日本女性の組織における昇進を阻んでいるという報告も頻繁に聞かれる。このような状況にもかかわらず、一部の日本女性は組織で昇進を果たしているのだが、彼女達の経験については世界的にはよく知られていない。このような状況を背景に、本研究は総合職に就き組織で活躍する日本女性25名に話を聞き、彼女達の体験、特に彼女達がキャリア形成において直面してきた困難、そしてその困難をどう乗り越えてきたかに焦点を当てることを目的とする。さらに研究結果の公表をもって異文化間のキャリア形成理解に貢献することを目指すものである。また特定非営利活動法人、女性と仕事研究所との共同研究実現を通し、学問的、社会的、さらには日本における政策論議にも貢献することを目指す。

日本での発表内容(2017年7月26日)は以下からダウンロードできます。
https://www.women-work.org/archives/6138

#女性と仕事#ジェンダー#キャリア#ダイバーシティ#EURAM#IRMBAM

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