女性社員による登用に関する自社企業価 報告書

東京ウィメンズプラザ民間活動助成事業 報告書

「女性のロールモデルの存在」と「経営者が女性登用のビジョンを持っている」ことが、企業への期待度に影響を与える!

21世紀を迎え経済社会のグローバル化が進み、企業もその変化に対応を迫られています。企業はただ利益を追求するだけではなく、社会的責任(CSR=CorporateSocial Responsibility)が問われるに至っています。企業の社会的責任のなかでは女性社員の働きやすさや登用率の向上を項目に入れるのが近年の傾向であり、社会的評価基準としては、情報公開や、環境保護、女性の働きやすさ、マイノリティーの働きやすさ、地域への貢献や寄付行為、ファミリー重視度等が組み入れられる傾向にあります。

わが国においてもファミリーフレンドリー(仕事と家庭の両立支援)や女性の登用率向上を含んだ働きやすさに関して、企業の対応が進んできました。1999年に男女雇用機会均等法が改正され、雇用におけるあらゆる性による差別が禁止され、ポジティブ・アクションの積極的な推進とセクシャルハラスメントについての事業主の配慮義務が明確にされました。しかし管理職にしめる女性の割合は、課長職で4.6%、部長で3.1%(係長7.3%、役職者に占める女性の割合は9.9%)で、徐々に進んでいるとはいえ、諸外国に比較するとまだまだ低い水準です(平成15年度厚生労働省「賃金構造基本調査」)。

女性と仕事研究所では、「女性社員による登用に関する自社企業評価」についてのアンケート調査(Web上で)を2002年度に東京ウィメンズプラザの助成を受けて実施しました。企業にとって女性社員からの声を聞くことは最も身近で確かな指標になると信じてきたからです。この調査データをもとに、女性社員が「3年後を見通したとき」、企業に対してどんな項目に期待をかけているかを中心に分析をしました。社会的責任を果たす企業として、より働きやすい職場の実現に向けて素早いアクションが起こされることを期待したいものです。

満足度や3年後への登用度期待

1 企業・事業所への満足度について
2 3年後の登用度について
3 女性管理職の人数について

自社への満足度と働く環境項目に関する分析

1 女性登用のビジョン
2 女性社員を対象にした意見調査
3 男女雇用機会均等推進組織とその機能
4 育児休暇や介護休暇等はとりやすい雰囲気か
5 業績評価や昇給に男女格差を感じることはないか
6 女性社員の職場の問題に関し相談しあうネットワークは
7 経営者は昇進に障害となる職場環境の改善をしているか
8 社内・社外の研修で男女の差別があるか
9 社内であなたのロールモデル(お手本)の女性がいるか

「3年後への期待」と女性の職場環境に関する分析

1 女性社員の現状の自社に対する満足度との比
2 3年間で「女性管理職が多数誕生し、女均等になる」という期待度

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