週末行事増やす/生活に組み込んでは

働くシングル女性が地域とどう向き合っていくべきか。女性と仕事研究所の金谷千慧子代表に聞いた。

 2000年の国勢調査では30代女性の5人に1人が未婚だった。未婚率は今後さらに上がっていく可能性が高い。独身生活に不自由を感じないことも背景にあるのだろうが、せっかく就いた仕事を続けるため、多くの女性が長時間労働を強いられていることも要因だろう。
 疲れやストレスを癒すためのマッサージやカウンセリングなどに通うシングル女性は多いが、しょせんは一時しのぎ。独りで生活する女性であるほど、これからは職場以外でのつながりを重視していくべきだ。
 とはいえ平日は仕事で、時間の余裕はない。地域活動の主体は年配の人や専業主婦という現実もある。
 だが、特に都市部では今後、様々なレベルでのコミュニティー構築が重要課題になってくる。増えるシングル女性にはその担い手としての期待がかかる。彼女らが参加しやすい週末の行事を増やし、生活に組み込む工夫が地域や行政にも求められている。
    
                (日経新聞2006/5/8 夕)